19年秋に思う

秋に思う

私は幼少期から柿を十分に親しんで食べた

母親の実家は柿を作る農家だった

秋には取れた柿が沢山届けられた

その日に5人兄弟姉妹で均等に分ける

自分の保管場所から柿を食べたい時に食べた

慣れない包丁を使い苦労して味わって食べたことを思い出す

富士山の初冠雪は秋の訪れを告げる

富士見通り公園の桜並木は落葉がはやい

残った枝に春に咲くつぼみがもう準備されている

日の出が遅くなるのを感じた桜並木での朝のラジオ体操

手品師は一瞬にして目の前の色や形を変えて観客を驚かす

観客は不思議な変化を見て楽しむ

ALS療養生活では車イスから外の景色を見るのが楽しみ

部屋から大きいけやきの木が2本見える

11月初めけやきが緑から黄色に変わり始める

西日に当たって黄金色に光る

2~5枚少しずつ落葉し始める

風で枝がざわめくとまとまって落ちる

黄色いちょうちょのようにひらひらと庭に飛んでくる

落葉が明るい茶色に変わり積もってきている

今年は車イスに乗る時間が増えた

日に日に変わる景色に秋の深まりを感じる

                 2019年11月

天野茂als・在宅生活HP

天野茂als・在宅生活HP。 胃ろう・呼吸器を付けての「しげるーむ」在宅生活を伝える。 ※右側にカテゴリーが表示されます。   読みたい記事を見つけるのに役だつ。 ※上側にページが表示されます。 「記事・投稿順」・「自己紹介」・「3つの連携HP」の3つの内容を紹介します。

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