秋に思う
私は幼少期から柿を十分に親しんで食べた
母親の実家は柿を作る農家だった
秋には取れた柿が沢山届けられた
その日に5人兄弟姉妹で均等に分ける
自分の保管場所から柿を食べたい時に食べた
慣れない包丁を使い苦労して味わって食べたことを思い出す
富士山の初冠雪は秋の訪れを告げる
富士見通り公園の桜並木は落葉がはやい
残った枝に春に咲くつぼみがもう準備されている
日の出が遅くなるのを感じた桜並木での朝のラジオ体操
手品師は一瞬にして目の前の色や形を変えて観客を驚かす
観客は不思議な変化を見て楽しむ
ALS療養生活では車イスから外の景色を見るのが楽しみ
部屋から大きいけやきの木が2本見える
11月初めけやきが緑から黄色に変わり始める
西日に当たって黄金色に光る
2~5枚少しずつ落葉し始める
風で枝がざわめくとまとまって落ちる
黄色いちょうちょのようにひらひらと庭に飛んでくる
落葉が明るい茶色に変わり積もってきている
今年は車イスに乗る時間が増えた
日に日に変わる景色に秋の深まりを感じる
2019年11月
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